誘導 [思うこと]
Aという事象についてある人が「申し訳ない」と謝りました。
それがなぜか、Bという事象について謝ったかのように報道されたことがありました。
私は偶然、この件についての報道が偏向していることに気づきました。
けれど当然ながらすべての報道の事情を知っているわけではないので
気づかないままテレビ、新聞をながめていることのほうが多いのです。
すべてがそうではないと思いたいけれど、
自分で考えることを怠っていると、誰か知らない人の考えにすり替わっていることに
気づかなくなってしまうかもしれない。
道に喩える人生 [思うこと]
人生が道に喩えられるようになったのは一体いつからなのか、
最初に喩えたのは誰なのだろう。
なるほど人はいつも何かしら選び進み生きていく。
それはいくつも交差する道を進んでいく様によく似ている。
けれど、実際に歩く道には目的がある。
いや、目的地に向かって歩いていく。
人生は目的が見えない。目標はあるかもしれないけれど、
それが目的なのか、果たしてそれに向かっているのかわからない。
だけど、歩くたびに何かが残る。
花が咲くか、実が実るか、葉のみが茂っているのかはわからない。
足跡だけが残っている時もあるだろう。
もうきっと会うこともない人々とはきっと交差点ですれ違っただけ。
いまでもかけがえのない友人は時折、風に乗せて種を届けてくれる。
同じ道を歩く人はきっといない、けれどその人の道に咲く花をいつも見ることができるなら
それでいいのだと思う。
私の道に咲く花をその人も時折見つめてくれればそれでいいのだと思う。
一本道を歩いているのではないとわかるだけで。
完璧から逃げる方法 [思うこと]
完璧な人間なんて存在しないと思っているし、
完璧な人間になりたいと思ったことなど、今までに一度としてない。
そして私は完璧な人間になる必要などないのだと私自身はわかっているのに。
完璧な人間であることを求められたら、ただ苦しいだけになる。
そんな居場所にいる私に、
逃げていいんだって言ってくれてありがとう。
そういってくれる人がいてくれただけで、
私は生きててよかったって涙が流せる。
泣かないでって言われるし、私が泣いたら余計に心配させてしまうこともわかっているけど。
うれしくて出る涙は止まることはないのです。
年賀状 [思うこと]
年賀状、毎年ぎりぎりに書きます。
ネットやメールが便利になって、
それまではほとんど連絡を取れなかった人とも連絡の取りやすくなったのかもしれない。
でも、そういったツールを必要以上に使わない私が
それを使いこなす人たちのなかで薄れていってしまうのは仕方のないことなのかもしれない。
だけど、何年も会っていなくても必ず年賀状だけは送ってくれる人もまだいるのです。
そういう人たちには必ず年賀状を出したいから
毎年「今年もくれるよね?」と語りかけながら一枚一枚を書きます。
でも送った年賀状に返事さえくれない人も必ずいて、少しずつ増えていく。
それを恨めしく思いたくないから、さみしいと感じることが辛いから、
次の年には送らない。
もちろん、新たに送る人もいるから、結局は毎年同じくらいの枚数を書くのだし、
同じくらいの枚数を受け取るのだけれど。
だけど、あなたの字を一年に一度でいいから、
目にしたいと、私は待っている。
何かを失ったときに [思うこと]
失って後悔したことはたくさんあったし、
きっとこれからもたくさんある。
失うことは哀しくて苦しいこともあるし、
ムダなことはわかっていても後悔してしまう。
だけどそうなったときの自分について後悔はしない。
私はそんなに大切なものを確かに持っていたのだから。
それを手に入れられる自分は確かにいたのだから。
そして今はまたちがう何かに囲まれているはずなのだから。
神様と私の試練 [思うこと]
神様はその人が耐えられる試練しか与えない。
だから今ある試練は必ずのりこえられるものなのです、と。
今の私にはおそらく試練といえるほどのものはなく、
私はまだ神様を信じられるようにならないけれど。
もしも苦しくて辛くてたまらないときがこの先やってきたら、
神様、信じてもいいですか?
ありがとう [思うこと]
ありがとう、と言われるほうが
すみません、と言われるよりもずっと嬉しいから
ありがとう、と言うようにしたいけれど、いつもすぐ出てきてしまう
「すみません」
ありがとうが、私のなかに有難いから?
時間と空間と私の居場所 [思うこと]
耳に届くこと、目に映るもの、すべてほんの僅かな時差があって
私の脳に認識されるのだとか。
どんなに一緒にいても、近くにいても、
同じ時間を過ごしたことにはならないのかしら?
そんなことにはならないように、
いつも手をつないでいてほしい。
ほしいもの [思うこと]
私がほしがっているものは
ほしいといって手に入るものだけではないから。
別にそれは必要ないのだと、自分にいいきかせているときがある。
でもあきらめてしまったら、きっと一生手に入らないと思うから、
もう少し、頑張ってみようかと思う。