重ねた年 [日々のこと]
20代も後半に入って、世間的には結構いい歳になっているけれど、
自分がそんな歳だということがまだまだしっくりしない。
時々は大人ぶって、話してみたり
先輩ぶって、仕事をしたりしているけれど。
そんな自分はどこか私ではない気がする。
いつまでもこども気分でいられないし、いたいわけでもないけれど。
私はいつ重ねた年にふさわしい歳になれるのかしら。
知らなかったことに気づいたときに [日々のこと]
知らなかったことに気づいたときに、
驚いていないふりができる。
知っていたかのようにふるまえる。
まるで興味がないそぶりができる。
そんなことができるようになっている自分をもう悔しいとも思わない。
今の私は、昔の私に負けてしまったのでしょうか。
レディファーストという文化 [日々のこと]
私の職場には時々外国の方がいらっしゃいます。
今日エレベーターに乗ると、白人の男性が一人乗っていました。
押してあるボタンは私が降りる階でした。
途中止まることもなく、もうすぐ停止するなと思ったそのとき、
その男性は右手で「開」ボタンを押し、ドアが開くと同時に左手を出入り口に差しのべたのです。
その動作があまりにも自然に行われたので、
私が一瞬ぽかっとしていると、彼は無言でにっこり笑いかけてくれました。
私はちょっとあせって会釈をして降りました。
以前英会話教室に通っていたとき、イングランド出身の先生のレッスンを受けたことがありました。
先生が待つレッスンブースに行くと、立ち上がって出迎えてくれました。
名前を言って握手をして、座ってくださいと言われました。
ここまでは他の先生も同じです。他の先生だと私と同時くらいにいすに座ります。
が、その先生は私がいすに座るのを確かめてから、ゆっくり座ったのです。
今日のエレベーターでの出来事の後で、以前のことを思い出したのですが、
どちらもこれがレディファーストというものなのね、とちょっと感激いたしました。
もしかしたらどちらの方も私が女性だから、してくださったのではなく
誰にでも丁寧な方なのかもしれませんが、
日本人の男性が丁寧に接してくださるのとはちょっと違う感じを受けました。
何というか、動作に無駄がないというか、そつがないというか、
(日本人の男性がそうでないわけではないのですが、、上手く表現できません。。)
あまりに自然なのですね。
外国の方でもすべての方がそうというわけではないのでしょうが、
やっぱり身についた文化の差なのかな。と思いました。
当然のようにできるというのがすごいなと。
けれど、レディ扱いを受けた私は生まれも育ちも生粋の日本人なので、
「あ、ど、どうも。」となってしまうのはなんとも格好悪いのです。